2023.05/16 [Tue]
安宅コレクション名品選101 @泉屋博古館東京 その3
またまた続きです。
国宝 飛青磁(とびせいじ) 花生(はないけ)

龍泉窯 元時代 14世紀
エレガントなカーブの具合ですね。
こんなのが大昔にあったなんて、本当に中国は奥深いです。
文革がなければ、もっともっとたくさん素晴らしい宝物が残っていたでしょうに。
国宝 油滴天目 茶碗

建釜 南宋時代 12^13世紀
夫はこれが見たかったらしいです。
私はやっぱり油滴より、曜変の方が好きかなと思います。
重要文化財 木葉天目 茶碗

吉州窯 南宋時代 12~13世紀
木の葉を焼き付けているんですよね。よく見ると葉っぱに虫食いがあったり形も整っていません。
あえてそういった葉っぱを用いるんですね。
もし私なら、綺麗な虫食いのない輪郭が整った葉っぱを用いると思います。凡人なので💦
カラフルで見ているだけで気分があがる焼き物たち

五彩金襴手 婦女形水注

景徳鎮窯 明時代 16世紀
凝ったデザインで、主婦目線だと、洗うのが大変ね、なんて思っちゃいます 笑
五彩金襴手 瓢形瓶

景徳鎮窯 明時代 16世紀
五彩 牡丹文 盤(「大明萬歴年製」銘)

景徳鎮窯 明時代 万暦(1573~1620)
今回の展示野中で私が一番好きな作品です。
色彩がマティスのようです。明るくて元気が出ますね。
青花 宝相華唐草文 盤
青花 牡丹唐草文 梅瓶

両方とも 景徳鎮窯 元時代 14世紀のものです。
釉裏紅 牡丹文 盤

景徳鎮窯 明時代 洪武(1368~1398)
飾りや仕上げは元時代のものよりも向上したものの、量産体制を背景にした原価削減のためか、器自体や釉(うわぐすり)が薄くなったり、紅の発色も薄かったり不安定なんだそうです。
でもかえって控えめな色合いが上品さを醸し出しているように感じますね。
第4展示室へ
特別出陳の 鴟鴞卣(しきゅうゆう)

商時代後期 前12~11世紀(住友コレクション)
こんな大昔なのに、中国ではこんな物が作られていたんですね。
堆朱 蓮池鴛鴦文 輪花盆(ついしゅ れんちえんおうもん りんかぼん)←自分がよめないので、読み仮名ふってみましたw)

明時代 15世紀
これで終わりなんですが、再び戻りました!
第2展示室の
青磁練上 碗

高麗時代 12世紀
この模様が素敵だなと♡
この3点は安宅氏のお気に入り

もとは不狐斎が所蔵していた3点。
特に気に入っていたため、『三種の神器』と呼んで秘蔵していたのだそう。
不狐斎に売らないと断られたものの、この『三種の神器』がどうしても欲しかった安宅。
ある日、不狐斎が安宅家に招かれ座敷に入ると、その床の間には、自身が書いた断りの手紙が、丁寧に表装され飾れていたそうです。
そこまでして蒐集したいという安宅の執念に脱帽し、「いやぁ、まいりました」と、『三種の神器』を譲ることにしたのだとか。
ものすごい執念ですね💦
1964年にコレクションに加わりました。
こんな素晴らしい美術品の数々を収集したのは、社員教育の一環でもあったそうです。
日頃から優れた芸術に触れる機会を次代を担う若者に与えたかったということみたいです。
安宅栄一は単なる骨董好きで身上を潰したのかと思っていましたが、ちょっと違いました💦
たとえそれが趣味のための口実だとしても、悪いことではありませんね。
加彩 婦女俑はもしかしたら今後外部に貸し出しはないかもしれないとのことで、今回見られて良かったと思います。
今週日曜日までの開催ですが、興味がわいたら、是非展覧会に足を運んでみてくださいね。
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国宝 飛青磁(とびせいじ) 花生(はないけ)

龍泉窯 元時代 14世紀
エレガントなカーブの具合ですね。
こんなのが大昔にあったなんて、本当に中国は奥深いです。
文革がなければ、もっともっとたくさん素晴らしい宝物が残っていたでしょうに。
国宝 油滴天目 茶碗

建釜 南宋時代 12^13世紀
夫はこれが見たかったらしいです。
私はやっぱり油滴より、曜変の方が好きかなと思います。
重要文化財 木葉天目 茶碗

吉州窯 南宋時代 12~13世紀
木の葉を焼き付けているんですよね。よく見ると葉っぱに虫食いがあったり形も整っていません。
あえてそういった葉っぱを用いるんですね。
もし私なら、綺麗な虫食いのない輪郭が整った葉っぱを用いると思います。凡人なので💦
カラフルで見ているだけで気分があがる焼き物たち

五彩金襴手 婦女形水注

景徳鎮窯 明時代 16世紀
凝ったデザインで、主婦目線だと、洗うのが大変ね、なんて思っちゃいます 笑
五彩金襴手 瓢形瓶

景徳鎮窯 明時代 16世紀
五彩 牡丹文 盤(「大明萬歴年製」銘)

景徳鎮窯 明時代 万暦(1573~1620)
今回の展示野中で私が一番好きな作品です。
色彩がマティスのようです。明るくて元気が出ますね。
青花 宝相華唐草文 盤
青花 牡丹唐草文 梅瓶

両方とも 景徳鎮窯 元時代 14世紀のものです。
釉裏紅 牡丹文 盤

景徳鎮窯 明時代 洪武(1368~1398)
飾りや仕上げは元時代のものよりも向上したものの、量産体制を背景にした原価削減のためか、器自体や釉(うわぐすり)が薄くなったり、紅の発色も薄かったり不安定なんだそうです。
でもかえって控えめな色合いが上品さを醸し出しているように感じますね。
第4展示室へ
特別出陳の 鴟鴞卣(しきゅうゆう)

商時代後期 前12~11世紀(住友コレクション)
こんな大昔なのに、中国ではこんな物が作られていたんですね。
堆朱 蓮池鴛鴦文 輪花盆(ついしゅ れんちえんおうもん りんかぼん)←自分がよめないので、読み仮名ふってみましたw)

明時代 15世紀
これで終わりなんですが、再び戻りました!
第2展示室の
青磁練上 碗

高麗時代 12世紀
この模様が素敵だなと♡
この3点は安宅氏のお気に入り

もとは不狐斎が所蔵していた3点。
特に気に入っていたため、『三種の神器』と呼んで秘蔵していたのだそう。
不狐斎に売らないと断られたものの、この『三種の神器』がどうしても欲しかった安宅。
ある日、不狐斎が安宅家に招かれ座敷に入ると、その床の間には、自身が書いた断りの手紙が、丁寧に表装され飾れていたそうです。
そこまでして蒐集したいという安宅の執念に脱帽し、「いやぁ、まいりました」と、『三種の神器』を譲ることにしたのだとか。
ものすごい執念ですね💦
1964年にコレクションに加わりました。
こんな素晴らしい美術品の数々を収集したのは、社員教育の一環でもあったそうです。
日頃から優れた芸術に触れる機会を次代を担う若者に与えたかったということみたいです。
安宅栄一は単なる骨董好きで身上を潰したのかと思っていましたが、ちょっと違いました💦
たとえそれが趣味のための口実だとしても、悪いことではありませんね。
加彩 婦女俑はもしかしたら今後外部に貸し出しはないかもしれないとのことで、今回見られて良かったと思います。
今週日曜日までの開催ですが、興味がわいたら、是非展覧会に足を運んでみてくださいね。
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